2014/5/7(水) 午前 6:54のヤフーブログ記事を転載
畠山氏の仏像彫刻は一木造という技法だ。
簡単に説明すれば『木彫りの技法の一。木像の腕・脚部・天衣などは別木だが,頭部と胴部とが一本の木で作られているもの。本来は一本の木材から仏像の全身を丸彫りにしたものをいう。 』
子供の頃からの友人である同郷の須藤建業会長の須藤氏から、樹齢300年の青森ヒバを寄贈された。
檀家となっている寺に寄贈したいために等身大の「阿弥陀如来立像」をほってほしいとの依頼があった。
等身大の仏像を彫るのは、初めての試みであった。
しかも、仏像彫りの趣味をはじめて、まだ日が浅い。
等身大の仏像彫りには、まだ経験したことのない様々な問題にぶつかることだろう。
ただ設計図を描いて彫ればそれだけで等身大の仏像が彫れるというものではない。
木の乾燥状態によって、彫り上げた後のゆがみやひび割れも起こるだろう。
とにかく、どんな問題が起こるかわからない。
しかし、彼の「彫りたい」という気持ちを、誰も抑えることが出来なかった。
もちろん、彼自身も自分にブレーキをかけることは出来なかった。
コメント