先日、中学時代の陸上部の女子部長から電話があった。
6月に、私の住む街の日本料理のお店で、10名くらいの陸上部員と夕食会を計画しているので、参加していただけないかとのお誘いの話であった。

この月には、陸上競技の指導者の会の計画も進んでいるようだったので、即答は出来なかった。
後で連絡すると電話を切った。
すぐに指導者の会の幹事長に、飲み会の日取りを確かめた。
日程がぶつかっていなかったので、すぐに女子部長に参加できるとの連絡を入れた。

5年前にも、彼女が音頭をとって陸上部の女子会を開いてくれた。
現役時代にたくさんの年代の教え子を卒業させてきたが、彼女ほど同世代の仲間を集めてお楽しみ会をまとめ上げるリーダーはいない。

中学時代に、彼女を女子部の部長に抜擢したのは、彼女のリーダーシップを評価して決めたのではなかった。
彼女は、3姉妹の一番末っ子で両親から可愛がられて育った甘えん坊だった。

直ぐ上の姉は、私が2年、3年と受け持った。
そして、女子学級員としてリーダーシップを発揮した才女であった。
いつも私のだらしない所をビシバシと正してくれるカミサンのような存在だった。
その姉とは、まるで正反対のような性格であった。

陸上競技が好きと云うわけでもなく、特別陸上競技の才能があったわけでもなかった。
彼女の友達がたくさん陸上部にいて、仲良しグループのようであった。

私は、彼女に何か責任を持って取り組むことで、もっと陸上競技に前向きになるのではないかと考えて、あえて彼女を抜擢した。
周りも彼女の女子部長の抜擢に驚いたが、一番驚いたのは彼女自身であった。
彼女は、すぐさまどうして自分が部長なのか聞いてきた。
私は迷わず『いろいろ考えて、君が一番いいと思って決めた。』と答えた。

私が一度決めたことは、覆さないということを彼女自身も理解していた。
納得はしなかったようだが、わかりました頑張りますと引き受けてくれた。

その時から、彼女の陸上競技に対する姿勢が変わったように見えた。
13人いた部員の中で、陸上競技のレベルは下から数えたほうが早いほどであった。
しかし、3年生の時に見事、三種競技と云う種目で全国大会の標準記録を破って、全国大会の切符を手にした。

私も驚いたが、一番驚いたのは彼女だった。そして更に驚いたのは彼女の親であった。

そして、卒業して何年も経ってからも、彼女のリーダーシップの素晴らしさは、誰もが認める周知の事実となっている。

そして現在では、彼女と出会ったころの母親の年齢をはるかに超えている。

さらに驚くのは、私が苦手としていた彼女の母親に段々瓜二つになっていることである。




5年前の、2014/11/2
(
)の記事である。

中学校時代の教え子達との昼食会

中学校時代の教え子達と昼食会をした。
陸上部の女子軍団で、中学時代に10人もの全国出場を果たした強者達だ。
あれから何年経ったのか。
表情も性格もまったく変わっていない感じだ。
 
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全国大会記録と彼女たちのベスト記録
 
①染谷早苗 女 湖北中 1984  三年百米 全国1位 12"19  二百米 全国3位 25"4  
②大野香織 女 湖北中 1984  ハードル 全国準決 15"33  
③田中真理子 女 湖北中 1984  ハードル 全国5位 14"83  
④川越靖子 女 湖北中 1984  二年百米 全国出場 12"5  
⑤江川由紀 女 湖北中 1984  三種A 全国出場 2821点  
⑥小嶋かえで 女 湖北中 1984  三種B 全国8位 3078点 全日通1位 
⑦村上敦子 女 湖北中 1984  砲丸投 全国5位 14m35 全日通5位 
⑧藤掛直子 女 湖北中 1984  三年百米 全国出場 12"4  
⑨茂木祐子 女 湖北中 1984  三種B 全国出場 2852点
⑩花島 孝 男 湖北中 1984  二年百米 全国出場 11"6
 





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