去年ラリーノという『節なり、房なり』のミニきゅうりを作った。
けっこう値段の高い種だった。
種を採ってみようとしたら、雄花が咲かないことを知った。
ラリーノからは種が採れないということ。
それでも諦めずに、熟すまで生らして置いた。
割ってみて驚いた。
種が出来ていた。
隣に作った地這いきゅうりの花粉がついたのだろう。


その種を蒔いて苗を作って植えた。
そして、実がなった。
不思議なことに、『節なり』に生っている。


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どうやら、実の生り方は『節なり性親蔓・子蔓型の』ようだ。



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地這いきゅうりでは、この段階では雄花しか咲かない。『飛び節なり』のきゅうりである。
また親蔓には雌花は着きにくく、子蔓や孫蔓に着く。
下の画像は、地這いきゅうりの画像である。


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下のほうに雄花が2花咲いているだけである。




ラリーノは肌がつるつるで、ミニきゅうりである。
一方地這いは、イボイボで普通サイズである。


ラリーノと地這いから生まれたハイブリッドは、どんなきゅうりになるのか?


生り方が節なりになっただけでも、大満足である。
地這いの第2弾で気温が高くなった時に作ると、雄花ばかりで雌花が咲かないことがある。


さらにF2、F3と種をとれば固定して行くのだろうか?


とても面白いきゅうりが出来た。
現在のところは、節なりの地這いきゅうりの感じだ。
地這いは皮が薄くて、すぐ萎びてしまうが、採りたては皮が柔らかくて甘い。



≪キュウリの知識≫

※キュウリは「単為結果(たんいけっか)」といい、雄花がなくて受粉しなくても実が肥大する性質があるため、
雌花しか咲かなくても収穫できます。

キュウリのは雌花と雄花が固定されていません。

雌雄が決まるのは日照、肥料、水やりなどのほかに、生育中の温度、日照時間の長さが関係します。

花芽が形成される過程で、雌花と雄花が決まるんです。

低温で短日、日照時間の長さが78時間の条件で雌花を多くつけます。




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