昨年、ラリーノと地這いキュウリとの交配種の種を採った。
その交配種に実がなった。
大きさはわからないが、地這いキュウリの生り方と全く違う。
地這いキュウリは、最初に雄花が咲くそしてしばらくすると雌花が咲きだす。
親蔓には、あまり雌花はならない。
子蔓や孫蔓に雌花がつく。
そのため、親蔓を摘芯して子蔓を出してキュウリを生らせるようにする。

下の画像は、実の生り方がわかる画像である。
節ごとに雌花がついて実がなっている。
それどころか子蔓の節にも実がついている。
明らかに、ラリーノの実の生り方である。
雄花は今の所見つからない。

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雄花が咲かないとすれば、種を採ることは出来ないので、一緒に作っている地這いキュウリとの人工交配が必要だろう。
昨年度は、知らないで作っていたので、虫によって自然交配して種が出来たのだろう。

ラリーノの生り方(画像は借り物)
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≪情報を元に調べたこと≫

キュウリの花の性

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/14/11/14_11_745/_pdf

例外的なタイプとして雌花のみつける雌性型と雄花のみつける雄性型とがある.その固定と増殖には人為的な性転換処理が必要である.

 

雌花着生力の強い雌雄同株がこの遺伝子をホモにもつと,きわめて安定した雌性型になるが,雌花着生力の弱い場合は下位節に雄花を生じ,温度に多少反応する.

ジベレリン:

キュウリでは,ジベンリンの葉面散布により雌花分化が抑制され,雄花分化が促される.雌性型の育成,増殖に利用されている,

雌性型に雄花を分化させるには4002,000ppmの濃度で処理する必要がある

 

http://www.ige.tohoku.ac.jp/tekio/?p=312

キュウリの発生初期の花芽は、雄しべと雌しべの両生殖器官の原基を持っていますが、発育とともに一方の原基の発達が停止し雄花または雌花に分化します。このとき、エチレン量が多いと雌花に分化し、エチレン量が少ないと雄花に分化します。一方ジベレリンは雄性化を促進する方向に働きます.





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