ナスの接木苗の現在の状態である。
3月22日にチューブ接木を行った。下の画像は4月1日のもので、養生後11日目の画像である。穂木は、中長ナスである。台木はなるの命。今のところ上手く行っているようである。まだ養生箱のなかである。今回ナスの接木で留意した点は以下の点である。
①採光を十分に取り、明るい環境の中で養生する。
②時々外気温に晒して、湿度を下げ穂木を萎れさせて、傷口に刺激を与えることで結合をより促す方法をとった。萎れた葉は、夜に湿度100%で元に戻る。


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下の画像は、カルガナスの接木苗である。3月27日に接木して、6日目の養生である。まだ、完全には結合していないだろう。
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下の画像は、3月22日に接木した苗である。こちらは養生11日目であるので、しっかり結合しているだろう
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3月22日接木苗が3ポット、3月27日次木苗が1ポットである。
画像からわかるように、接木した部分が茎の下のほうである。
理由は、台木の茎が詰まっていて短かったので、接木できるところでカットしためである。
その場所が低かったということである。

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次回の接ぎ木は、高接木法でやって見ようと思っている。

『高接ぎ木法は、地際から7-10cm程度の高位置で接いだ苗を利用したナス青枯病抑制手法で、慣行接ぎ木よりも発病株率が低下する。高接ぎ木と慣行接ぎ木と収量、品質等に違いはみられない。』


なぜ、高接ぎ木法が望ましいか?

以下の記事がその理由である。

https://akagefarm.com/s-re-nae3.html
『台木は、フィルターのような仕組みで病原菌を防御している事が知られています。
耐病性は台木部分が長ければ長いほど高まるので、青枯病が多発するナス産地では台木の能力が十分発揮できる【高接木苗】(たかつぎきなえ)が注目されています。トルバム系の台木は割接ぎでは、活着が悪いので歩留まりが落ちますが、青枯抵抗性の強い台太郎や台三郎は活着が良いので歩留まりが高く、接木後10~14日ほどで通常管理に戻せます。 』



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2練馬大長尻大根 9-1