今年は、多肥栽培でニンニクの玉を大きく育てようと、色々と工夫してきた。
そして驚くほど葉幅が広く、背の高いニンニクになった。
しかし、4月中旬に赤さび病が何本かの葉にちょろっと出た。
後一か月ぐらいなので、定期的に消毒してきたZボルドーの散布をしなかった。
すると、3,4日後には全体に広まった。驚くほどのスピードで蔓延した。

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下の画像が中国ニンニクの現在の状態である。
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この状態では、治療薬を施しても手遅れ状態である。
なので、一週間後の収穫までこのままでいこうと考えている。

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中国ニンニクを現在の段階で掘り起こしてみることにした。
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まだ、尻の形が丸いので収穫には早いかもしれない。
根の状態も茎の状態もしっかりしている。あと1週間や10日ぐらいは持ちそうである。

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皮をむいてみた。葉を除いては健康そのものである。
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友人のニンニクと、比べてみることにした。
品種は中国ニンニクである。
左から普通栽培の私のニンニク、続いて友人の鶏糞多量栽培ニンニク、そして私の多肥栽培ニンニク。
大きさは明らかに、私の多肥栽培ニンニクが大きい。

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根を切って、皮をむいて比べてみた。
すると、意外なことに友人の真ん中のニンニクの鱗片の大きさが、他と違うことに気が付いた。
私の普通栽培の鱗片と多肥栽培の物とは同じような大きさである。
ところが真ん中の友人のニンニクの鱗片の一つ一つが、他と比べて大きいことが分かる。

私の多肥栽培ニンニクは、おそらく窒素分が多く、葉や茎が大きく育って、肝心の鱗片の肥大に必要な栄養分が足りなかったためだろう。

鶏糞は、最初だけはチッソが多いが蒔いて一か月ほどで、使い果たしてしまうと言われている。
そのあとは、含まれているカリやリンは少ないものの、大量に撒いてあるので結果的には、鱗片の肥大に有効に働いているではないかと思った。

あと1週間ぐらいでは、逆転することはないだろう。
また、赤サビ病が鱗片の肥大に、大きな影響を与えたとは思えない。

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2練馬大長尻大根 9-1