今年は、鱗片の小さな中国ニンニクを、肥培させようと、多肥料栽培をした。
最初の頃は調子が良かった。
グングン育って、葉は青々と育っていた。
其れは、Zボルドーで予防殺菌を定期的に行っていたからだ。
 
異変が起こったのは、4月になってからの事だ。
収穫までは、もう少しなので殺菌消毒を止めてしまっていた。
2,3の葉に、赤サビ病を発見した。
放って置いたら、3日後には全体に広がっていた。
5月に入ってからは、葉が赤茶色になっていた。

茎と根はしっかりしていたので、なんとか収穫まで漕ぎ着けた。

そして、当初の目的の『巨大ニンニクを作る』は、ほぼ達成した。

しかしながら、第2弾の悲劇が襲った。

下の画像は、乾燥機でニンニクを乾かしてているものだ。

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天気の良い日に3、4時間乾して、秘密基地内の風通しの良い所に、更に乾かすために置いた。
2,3日過ぎると、ショウジョウバエがニンニクの回りに飛んでいた。
良く見ると、ニンニクがグジュグジュしていて、腐りかけているものがあった。
慌てて、茎の皮を剥いた。茎は太く、皮は厚くビチャビチャしていた。乾き切っていないため、腐敗が始まっているところだった。

取り敢えず、全部のニンニクの皮を剥いて、ビニールハウスの日の当たる場所に移した。
急激な温度上昇を防ぐため、寒冷紗を掛けて乾した。

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下の画像は、乾燥機に12時間掛けたものだ。
かなり乾いている。
更に、天日乾燥を続けている。
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YUKI紫ニンニクは、収穫を2週間ほど遅らせたことと、畑での乾燥がうまく行ったようで、傷みは無かった。と言うよりは、初めからニンニクが割れて乾燥しやすかったためだろう。

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下の小さなニンニクは、コンプラに使った無肥料栽培のものだ。 
収穫後に、天日乾燥もせずに、ハウス内の地べたに転がしてある。全く腐敗する様子は見られ無い。
無肥料栽培の炭素循環農法では、野菜は腐ることなく、最後は枯れるとあった。

病原菌や虫は、窒素が大好きで、集まってくるとも言われている。

今回の私の窒素過多のニンニク栽培のことを、言っているかのようだ。
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腐れが入った原因は、天気が悪く乾きが悪かったこともあるが、一番の原因は、多肥料栽培とくに高度化成肥料で窒素分が多かった事だと思う。

ニンニクの茎が異常に太かったことが、窒素過多の蔓ボケ状態のそれだった。
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2練馬大長尻大根 9-1