最近『タンニン鉄』が、野菜栽培に良いという記事を見かける。2019年に『月刊 現代農業』に掲載された記事が発端だったようだ。

良いものはやって見ようと、早速タンニン鉄液を作り、ナス栽培で実験を始めた。

月刊 現代農業
NOJI1

タンニン鉄の効果は?

『  おそらく、植物に吸収された鉄分が、渋み、エグミの元であるタンニンと反応することで、野菜の味を変化させていると考えられます。 鉄分が野菜の中の酵素を活性化させて細胞壁を強くする効果もあり、シャキシャキ感が増すとともに、野菜の日持ちもよくなります。 』


タンニン鉄の作り方は?

作り方は簡単で、緑茶・コーヒーパック・くぎ・水だけ。1日目で、水が黒くなり、2日目で真っ黒になる。タンニンは鉄と簡単に結びつく。 

下の画像が真っ黒になったタンニン鉄液である。

お茶やコーヒーパックはネット袋に入れて沈める。同様に、錆び付いた釘もネット袋に入れて沈めた。
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ナスは、2畝有るので、1畝だけに1回タンニン鉄液を根に掛けて、掛けない別畝のナスと比較する。
後は、ナスの収穫1週間前に、噴霧器で葉面散布をしてみる。
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下の画像左の東側のナスとその先のピーマン2株にタンニン鉄液を掛けた。
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👇は、その実践の成果の一例
スイカ収穫の1週間前に噴霧器で葉面散布 ➡糖度は13・4度
結球レタス 生育過程で一部のウネだけ葉面散布 ➡倍以上の大きさに。
葉ネギ(赤ネギ)収穫前に葉面散布 ➡コクがあり、まろやかな食味のネギに。
★ハウスで促成栽培するオクラに使用 ➡樹勢が明らかに増した。

『鉄ミネラル液中の鉄は、お茶のタンニンとくっついた状態で水に溶け、植物が吸収しやすくなっています。吸収された鉄は葉緑素の材料となり、光合成を活発化させ、その結果、野菜の養分が増して食味も増すようだ。』




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2練馬大長尻大根 9-1