Category: 根菜類
秋ジャガイモを収穫した。
2回目の霜が降りた。
下の画像のように、ヘロヘロの状態になってしまった。
今回は、霜よけをあえてしなかった。
それには理由がある。昨年度12月15日まで霜が降りず、収穫したら豊作だった。
しかし、遅くまで収穫が伸びたので春の萌芽が遅れてしまった。
※ジャガイモの休眠期とは、枯凋期から5mm以上の萌芽までの期間をいう。
※枯凋期とは、ジャガイモの茎葉が枯れしぼむ時期。
我が家のジャガイモのメインはグランドペチカである。グランドペチカの休眠期は、メークインやキタアカリなどと同じように、中の長さである。期間にして90日前後だと思う。男爵はやや長く96日ぐらいである。
グランドペチカが90日の休眠期だとすると、11月30日から数えて3月1日が92日目となる。
通常3月の中旬ぐらいに植えているので、下旬には芽が出揃う感じになるだろう。春の萌芽が早ければ、秋の萌芽も早くなり今回のような早霜にあっても十分に育っているのではとの思いがある。
メインのグランドペチカである。大きなものは少なかったが種芋クラスはたくさん収穫できた。
来春は量産体制に入る予定である。我が家のグランドペチカの出どころはユンボさんのところである。
ジャガキッズは、アンデスレッドの兄弟であり、休眠期は短いので萌芽も早く大きな物もかなり収穫できた。
重さは約7,2kgあった。
ニシユタカである。ニシユタカはデジマとならんで春秋の二期作のできる品種として有名である。
休眠期は非常に短く、萌芽も早かったので大きなジャガイモが育った。
作りやすいので、グランドペチカやジャガキッズが育ちはぐったときの保険として、量は少ないが作った。
約6,5kgの収穫であった。
アンデスレッドは、ブロ友のカエルの子さんから5個頂いた。自然農法で無農薬、無肥料で育てられた種芋であったためか、私のところでの多肥栽培で、約5倍の収穫量となった。
昔、野生の蘭を趣味で育てていたことがある。エビネや春蘭と言う野生ランであったが、山にある時は、毎年花が咲かない。山から採種してきて肥料を与えて栽培すると、ものすごい勢いで育ち、花も毎年立派に咲くものである。しかし、人工的に育てられた野生の蘭は病気に弱く、ウィルスに侵されることもある。そして、山採りのエビネ蘭は、ことごとく病気になり消えていってしまった歴史がある。現在園芸店にあるエビネ蘭は、フラスコ培養された園芸品種である。
改めて、自然農法で育てられたジャガイモの生命力とエネルギーの凄さに驚いた。
約1,4kgの収穫量であった。
ジャガキッズパープル
『皮は紫色で、肉色は濃いめの黄色。やや煮崩れはしやすい。舌触りが滑らかなので、ポテトサラダなどすると、色も濃い目の黄色で見た目もきれいで、おいしい。 火の通りが早く、煮くずれしやすいので、調理の火加減には注意が必要。』引用元
『果肉はカロテンやビタミンCが豊富で、甘味のあるクリーミーな舌ざわり。加熱をすることで、ホクホクとした食感に仕上がり、煮崩れしやすいので、ベイクドポテトやコロッケ、ポテトサラダに利用するのがおすす。』引用元
『肉色は淡い黄色で肉質は硬い。昔食べたような、懐かしい味。じゃがいも特有の香りと味。特にじゃがバターで食べるとよくわかる。あまり好みじゃない方は煮物がおすす。煮くずれが少なく、ほくほくしていておいしい。』引用元
ジャガキッズパープルは、アンデスレッドから生まれた品種である。パープルの他にレッドがある。アンデスレッドが芽の部分が深いのを、皮を向きやすく平らに改良したと言う。
どちらも休眠期が短く二期作しやすいので、両方作ることにした。特にアンデスレッドは綺麗な色である。
秋ジャガ危機 初霜が降りた。
青首大根(自家採種)
種は、野口のF1青首総太大根の元祖『青首宮重総太大根』である。
もちろん固定種である。

40cmの長さで、太さも丁度良い。他と交配しなかったようだ。
来春も種を採る予定である。今年は初めてだったので、少ししか採れなかった。
他に『沢庵大根』『大蔵大根』の固定種を自家採種する予定である。
初めから採種用に、別々に離れた所で栽培している。太くなった大根を移植すると、花を咲かせる所までは、生きているが莢を育てる頃に腐ってしまう。受粉してから種が熟すまでが長い。大根の種は長寿命なので、一度採れば4,5年は使えるようだ。
※種子寿命;よく乾燥したタネならやや長命の部類(~4、5年)野口種苗店
画像は、青首大根の固定種である。
交配を防ぐために、防虫ネットで囲っていた物を取り払った。
グランドペチカの休眠期について
どちらも種芋サイズに育っていた。
ジャガイモの種芋は40g~60gが良い。
グランドペチカの休眠期について
2018年12月16日収穫(秋作)
2019年4月20日発芽
※この間の休眠期間は、125日であった。
春作の収穫は、7月13日(春作)
秋作の発芽は10月11日~10月23日
ジべ処理5mm萌芽9月26日 休眠期 74日
※この間の休眠期間は、90日~102日であった。
今年の春の4月20日の発芽は、他のジャガイモより約1ヶ月遅れたことになる。
休眠期間はかなりの幅が有るようだ。
1番長い125日で考えると、春作で4月初旬の発芽をねらう為には、今回の秋作での収穫日は、逆算すると12月初旬ということになる。
種芋に使うものは、もう少し早い収穫のほうが良いかも知れない。
<<休眠期参考>>
https://blog.goo.ne.jp/keireimi/e/ca6962838ccb879894520c769302f681
十勝こがね:休眠は約144日で極長
男爵:やや長 休眠は96日
メークイン:中
キタアカリ:中 休眠期間は男爵より短い
グランドペチカ:中
ジャガキッズ:短
アンデスレッド:短
ニシユタカ:短
デジマ:短
※枯凋期とは、ジャガイモの茎葉が枯れしぼむ時期。
※ジャガイモの休眠期とは、枯凋期から5mm以上の萌芽までの期間をいう。
※上記転載元 植え付けまでの保管と準備