葱の軟腐病は困りますね次々とトロケて無くなってしまう、葱専門に栽培している方にアドバイスを受けてロブラール、ポリオキシンALを交互に使って何とか乗り越えています。



https://www.pref.aichi.jp/byogaichu/seitaitoboujyo/3-tomato/tomato-susukabi.html

 

トマトすすかび病

1 病原菌
 
学名 Pseudocercospora fuligena (Roldan) Deighton (糸状菌 不完全菌類)

2 被害の様子
発病葉(表)発病葉(裏)


 

葉に発病する。初め葉裏に不明瞭な淡黄緑色の病斑が現れ、やがて灰褐色粉状のかびを生じる。病斑は次第に拡大し、円形あるいは葉脈に囲まれた不整形病斑となり、灰褐色~黒褐色に変わる。葉の表面には、裏面よりやや遅れて不明瞭な淡黄色の病斑が現れ、かびを生じるが、裏面に比べて少ない。被害葉は早期に垂れ下がり、病勢が進むと全葉が濃緑褐色のかびで覆われる。
 病徴は葉かび病に酷似しており、肉眼での判別は困難であるが、葉かび病に比べ、葉の表面にかびが多く生じること、裏面のかびが盛り上がりがなく平面的なことなどから大まかに判別できる。なお、胞子を顕微鏡で観察すれば、容易に判別できる。すすかび病と葉かび病が混発することもある。

3 病原菌の生態

 
被害植物の残さで生存し、次作の伝染源となる。発病後は、病斑上に形成された分生子の飛散により伝染する。分生子は淡褐色、鞭状または円筒形で、先端は少しくびれ、小型の油胞がある。大きさは不同で、0~15個の隔壁を有する。生育適温は26~28℃。分生子の形成適温は18~22℃、発芽適温は26℃付近である。
 ナスすす斑病と同じ病原菌で、ナス、トマト相互に病原性を有することが確認されている。

4 発生しやすい条件

・多湿条件。

・密植、過繁茂、換気不十分の施設栽培。

5  防除対策
・密植を避ける。
・過繁茂にならないよう管理する。
・施設内の換気に努める。
・発病葉や被害残さは施設外に持ち出し、適切に処分する。


http://www2.pref.iwate.jp/~hp2088/repo/h21/repo_492.html

【1 成果概要】
 ○トマトすすかび病とCf-9品種を侵すトマト葉かび病(新レース)の新奇発生が確認されました。
すすかび病と葉かび病は症状が酷似し、病徴に基づく判別は困難であるため、生物顕微鏡下で分生子を観察して区別します(写真1~4)。

写真1 葉表における病徴
(左:すすかび病、右:葉かび病)

写真2 葉裏における病徴
(左:すすかび病、右:葉かび病)
摘要) すすかび病と葉かび病は症状が酷似しており、病徴に基づく肉眼での判別は困難。

写真3 トマトすすかび病菌の分生子

写真4 トマト葉かび病菌の分生子
摘要) 葉上に形成された分生子の形態を生物顕微鏡下で観察することにより、容易に区別できます。すすかび病菌の分生子は細長い糸状、葉かび病菌の分生子は丸みを帯びた円筒形~楕円形です。

【2 留意事項】
 1 両病害ともに密植、過繁茂、換気不十分の施設栽培で発病しやすいので、多湿にならないように 管理してください。
 2 発生圃場では薬剤散布が必要となります。薬剤の選定にあたっては、平成21年度岩手県農作物病害虫・雑草防除指針を参考としてください。
 
【3 効果】
 トマトすすかび病及び葉かび病の的確な診断につながります。
【4 適応対象】
 農業普及員等の指導者等

 担当研究室



https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/954230/14.pdf#search=%27%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%88%E3%81%99%E3%81%99%E3%81%8B%E3%81%B3%E7%97%85+%E3%83%80%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB1000%27
ミニトマトすすかび病に対する各種薬剤の防除効果
1 情報・成果の内容
(1)背景・目的
ミニトマトすすかび病は、葉かび病耐病性品種の導入により顕在化した病害であるが、登録薬剤が少なく、各種殺菌剤の防除効果に関する知見が少ない。また、一部特別栽培に取り組む産地もあり、特別栽培でも使用可能な農薬で本病に効果のある殺菌剤選定も求められている。このため、本病に対する各種殺菌剤の防除効果について検討し、防除対策の基礎資料とする。
(2)情報・成果の要約
1)ミニトマトすすかび病に対し、TPNを含む殺菌剤(ダコニール1000、アミスターオプティフロアブル)の防除効果が高い。
2)次いで、トリフミン水和剤およびジーファイン水和剤も比較的防除効果が高い。
2 試験成果の概要
(1)2012年に現地ミニトマトほ場から採取したすすかび病菌の分生子を接種して殺菌剤の防除効果比較を行った結果、TPNを含む殺菌剤(ダコニール1000、アミスターオプティフロアブル)は防除価90前後で防除効果が高く、次いで、トリフミン水和剤は防除価50以上と防除効果が比較的高い結果であった。なお、いずれの処理区も薬害等の発生は認められなかった(表1)。
(2)2013年、前年に最も効果の高かったダコニール1000と特別栽培に対応可能な薬剤等も含め防除効果を比較した結果、ダコニール1000の防除価が80以上と防除効果が高かった。次いで、特別栽培でカウントされないジーファイン水和剤の防除価が50以上と防除効果が比較的高く、発病前~極初期の予防散布での使用が可能と考えられた(表2)。

ダコニール1000          1000倍5.094.07.891.3-
アミスターオプティフロアブル  1000倍7.091.69.789.1-
トリフミン水和剤          3000倍32.261.341.453.6-
アフェットフロアブル        2000倍63.923.367.824.1-
【参考】ベルクート水和剤     6000倍20.076.028.668.0-
カンタスドライフロアブル     1000倍65.621.266.725.3-
ロブラール水和剤         1000倍67.519.010080.310.1-
アミスター20フロアブル      2000倍66.719.970.021.6-


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