田舎暮らしをあこがれるようになったのは、私の師匠の影響もある。

以下の記事は、もう10年以上も前の記事である。
キノコ採りの師匠である。
私よりも10歳ぐらい年上である。 

7年前に、大動脈瘤を破裂させて一命をとりとめた。
自由に歩くことはできなくなったが、頭はしっかりしているようだ。
最近では、この時期に梨を送ってあげた時に、奥方様に近況を教えていただいている。
 
炭焼き窯である。
炭をおこして、ご飯を炊き、味噌汁を作る。
 
「電気代の節約になるのよ。」と奥様。
 

 
 
山間にある田んぼを耕し、お米を作る。
 

 
 
地域のこども達のために、里山を作った。
 

 
夏は、キャンプを行う。
 
 
 

 
 
 

 
キャンプ場の下には、蛍の住む田んぼがある。
 

 
 
井戸を掘った。
一年中清水がわき出ている。
 

 
 
師匠は、里山の管理の中心人物
 
山からの清水を流して、蛍の幼虫を飼育する。
夏の夜に、何万匹という蛍が舞う夢の世界。
 

 
 
谷川は、くりぬかれたトンネルを流れる。
 

 
 
谷底に、降りていく妻の勇姿
 

 
 
千葉県の養老渓谷の山の中
秘境のような雰囲気である。
 
 

 
 

 
 
奥様の得意料理は、師匠が山で採ってきた「シメジ料理」である。
 
らっきょうも、枝豆も里芋もみんな手作り。
もちろんお米も完全な自給自足だ。
 
村のハンターが仕留めたイノシシの肉も届く。
 
 

 
 
 
 

 
 
 

 
 

 
 
 
 
 
もう、20年近くも師匠の元を訪ねた。
 
「ウラベニホテイシメジ」「桜シメジ」「ホウキタケ」
 
山の恵みである。
 

 
 

 
 
『ウラベニホテイシメジ』は、『一本シメジ』と言われたり、『ニュウドウ』と言われたりする。
松茸と同じぐらいの値段である。
 
「におい松茸、味シメジ」のごとく、抜群の野趣のある味である。
 
 

 
 
 
ホウキタケは、肥料分の富んだところに生えるそうだ。
 

 
 
今朝、テレ朝の番組を見て、70歳の夫と56歳の奥さんが山里に引っ越して、楽しく生活している様子が放映された。
石原良純氏が取材したようだ。

テレビ朝日 「良純未来図」の石原良純氏が担当する、「人生を豊かにする趣味・生きがいを提案する」というコーナーで、移住して楽しく暮らしている人の生活を紹介する回。今回はその対象が藤野観光協会の事務局長佐藤さんのご夫婦で、畑や家及び周辺の様子、仕事としての藤野里山体験ツアーや移住促進などを紹介したもの。



都内で高校教師だった二人は、年の差15歳。職場で知り合って意気投合し、結婚した。
子供が大きくなった頃、自然いっぱいの山里にある中古住宅を見つけ、購入しリフォームした。
65歳で定年退職した旦那様は、300坪の畑を耕し、野菜を作って近所の野菜売り場に出荷している。取り立て野菜は、すべて100円均一で販売するため、毎回すぐに売り切れてしまうという。

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上記と同じような条件の中古住宅がたくさんある。

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奥さんは、都立高校の教師を続けている。
相模原から都心までは、1時間ちょっとの時間で通勤が可能である。
旦那様は、野菜作りだけでなく地域の観光協会の仕事もやっているという。

里山での体験学習の内容は、石原氏が実際に取材体験したものである。

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小川には、ハヤのような魚が沢山生息していて、誰にでも簡単に釣ることができる

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鮎やヤマメなら焼いて食べているが映像もあっただろうが、ハヤは旨くないという。

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年季の入った手動のうどんを伸ばす機械である。

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簡単に作れたうどんを茹でて食べる。

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自分で作った竹のお椀と竹の箸で食べるというお決まりの内容だ。

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里山での体験学習は、都会の子にとっては自然に親しむにはとても有意義である。

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山深い相模原の山の中での体験学習は、空気を吸うだけでも気分転換になるだろう。

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1日日帰りで体験学習が2000円で遊べるなら、安いものだ。

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年を取ってからの移住は大変だけど、このような自宅から職場まで通勤できる所への移住は容易である。
最近では、里山のような不便な田舎には、高齢化のため土地も家屋もまだまだ住める空き家がたくさんあるようだ。

また、都心に近いところにある田舎であることは、経済活動も容易である。
取材された夫婦は、奥様は現役教師であり潤沢な年収と旦那様の年金も平均以上の収入があり、しかも田舎暮らしならあまり生活費もかからない。
ましてや、自分が作った野菜を現金に換えたり、地域の観光協会でのお仕事も少しは現金収入となるだろう。
とても豊かな田舎暮らしをしているように思える。



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