ナスの接ぎ木苗の養生期間が9日目となった。
初期養生の4日間 3月24日~3月27日
100%採光と湿度100%で養生した。
温度は25℃~30℃。
次の4日間は順化期間 3月28日~3月31日
100%採光は変わらず、徐々に湿度を下げて行った。
温度は20℃~25℃。
👇は、4月1日朝の画像である。




結合部分の拡大画像 切り口が盛り上がって結合している。


接木部分の拡大画像 白く盛り上がっている。

以下は植物ホルモンと接木についての参考記事
植物の傷修復メカニズム―「接ぎ木」の研究から解った植物ホルモンの驚きの力
『接ぎ木の一番の特徴は、その植物が切断されても、自らその傷を特定して修復すること。植物が傷つけられた傷口の上部ではオーキシンの濃度が高くなり、ANAC071という転写因子を誘導し、一方傷口の下部では、オーキシン濃度が低くなり、RAP2.6Lという転写因子が誘導される。
このような遺伝子発現の誘導をきっかけとして、細胞分裂が誘導され細胞が修復されていく。』
初期養生の4日間 3月24日~3月27日
100%採光と湿度100%で養生した。
温度は25℃~30℃。
次の4日間は順化期間 3月28日~3月31日
100%採光は変わらず、徐々に湿度を下げて行った。
温度は20℃~25℃。
👇は、4月1日朝の画像である。

今回の順化期間は、下方から空気を入れて湿度を下げて行った。

👇は、ビニールを外して1日様子を見る事にした画像である。

👇は、完成した接ぎ木苗。台木「トルバムビガー」 穂木「カルガナス」

結合部分の拡大画像 切り口が盛り上がって結合している。

昨年は、初期養生を暗い環境で行った。これは今までの接ぎ木苗のやり方であった。
最近では、最初から明るい場所で初期養生することで、切り口の結合を早くさせることができるようである。
カットした部分を結合させるには、植物ホルモンのオーキシンが関係していることがわかっているようだ。オーキシンは葉や芽の先端で作られ、根や傷口のほうに移動することがわかっている。
別の接ぎ木苗の全体画像 最近では、最初から明るい場所で初期養生することで、切り口の結合を早くさせることができるようである。
カットした部分を結合させるには、植物ホルモンのオーキシンが関係していることがわかっているようだ。オーキシンは葉や芽の先端で作られ、根や傷口のほうに移動することがわかっている。

接木部分の拡大画像 白く盛り上がっている。

以下は植物ホルモンと接木についての参考記事
植物の傷修復メカニズム―「接ぎ木」の研究から解った植物ホルモンの驚きの力
『接ぎ木の一番の特徴は、その植物が切断されても、自らその傷を特定して修復すること。植物が傷つけられた傷口の上部ではオーキシンの濃度が高くなり、ANAC071という転写因子を誘導し、一方傷口の下部では、オーキシン濃度が低くなり、RAP2.6Lという転写因子が誘導される。
このような遺伝子発現の誘導をきっかけとして、細胞分裂が誘導され細胞が修復されていく。』
接ぎ木は次のような過程を経て穂木と台木間の癒着が完了すると考えられている。
(1)切断面から粘着性物質を分泌し、弱い接着が生じる。
(2)穂木と台木の両方で細胞分裂が起こり、穂木-台木間の隙間を埋める。
(3)分裂した細胞が師管・導管へと再分化する。
この細胞分裂の開始や再分化には植物ホルモンのオーキシンやサイトカイニンが関与している。
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