のじさんの徒然草

200坪の畑に100種類の野菜を育てています。 都会の近くで田舎風の暮らしを求めて、余暇時間を楽しむ、そんなライフスタイルの情報を発信しています。

Category: ジャガイモの休眠期と縮める工夫



井原本の秋ジャガの
冷床育芽法(催芽処理)
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上記の川砂を、培養土に替えて実験した。
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冷床育芽法(催芽処理)して、1週間が過ぎた画像
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画像下の赤〇の3個のジャガ芋は、小屋に保存中の比較用である。
1週間で萌芽し、根が伸びているものもある。


芽と根の伸び具合の拡大画像
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同じに冷床育芽法(催芽処理)したジャガキッズとアンデスレッド
画像からもわかるように、萌芽したものもあるが、グランドペチカと比べると少ない。
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実験から分かったこと。
冷やすのは、砂の代わりに培養土でもできる。
グランドペチカとその他のジャガイモとの違いがある。
休眠期が過ぎているかどうかの違いが、萌芽に影響する。

グランドペチカは、5月31日に枯凋期で収穫し、ジャガキッズは6月3日で、アンデスレッドは5月31日に収穫した。しかし、どちらも枯凋期ではなく、早採りしたものである。
一般に早採りすると休眠期が伸びることが分かっている。しかし、枯凋期まで待つと6月中旬以降になってしまうので、より萌芽が遅れることが予想できたため、早採りを決めた。


冷床育芽法(催芽処理)
秋ジャガの芽出しで、より確実なのはユンボさんが取り入れている冷蔵庫に1か月ほど入れて冷やす方法が、安全で確実であるようだ。上記の方法は、大量に萌芽させる場合や冷蔵庫が空いていない場合に、代用できる方法である。

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冷蔵庫に一ヶ月入れて置いた秋ジャガの催芽処理画像 
※冷蔵庫の野菜室の温度の推移は11℃~17℃(まる八さんの観察データより) 

 9月1日の画像
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グランドペチカの収穫日    6/20と6/27

〇6/20で計算   休眠日数  74日
〇6/27で計算   休眠日数  67日

上記画像の拡大
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クーラーの効いた事務所に保管してたグランドペチカ。
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グランドペチカの収穫日    6/20と6/27

群馬県での秋ジャガの催芽処理の例
ジャガイモの生育適温は、12度から22度で、23度を超えるとイモの肥大は止まる。
秋ジャガイモは、浴光育芽よりも砂床芽出し(冷床育芽法、芽出し床)が良いようだ。川砂に埋めて、乾燥しないように水をかけておく。

冷床育芽法による催芽処理
8月28日の画像 
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9月2日の画像 グランドペチカ
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8月13日の画像  ニシユタカ
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9月2日の画像 ニシユタカ
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9月2日の画像   アンデスレッド
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9月2日の画像  ジャガキッズ
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催芽処理を遣らない時の萌芽日数
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冷蔵庫の野菜室での1ヶ月の冷房催芽での予想表
ユンボさんの6/20収穫で作成
グランドペチカ  休眠日数 75日として、他の品種の休眠日数を予想すると以下のようになる。

ニシユタカ  →60日
アンデスレッド→70日
ジャガキッズ →70日
グランドペチカ→75日
メークイン  →80日
キタアカリ  →80日
 
ユンボさんの実践を基にして、1ヶ月間冷蔵庫に入れて催芽処理をした時の休眠期を計算して、他品種の休眠日数を予想した。

下の表は6月15日に葉茎が枯れて(枯凋期)収穫した日と仮定して、萌芽日と次の収穫日を予想した。※収穫日は、萌芽日から90日目で計算した。
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休眠期間と萌芽の関係(転載元)
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休眠期と萌芽の関係から計算した。 
品種            枯凋期→休眠明け月日   休眠日数
男爵     8/20 →11/24       98日  
トウヤ     8/24 →11/29      
98日   
メークイン    9/3 →11/29     88日    
インカの目覚め 8/11   →9/8      29日      




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風の通り抜ける杉林の一角で、秋ジャガの催芽処理を行っている。
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トレーに種芋を並らべ、燻炭を掛けて水をたっぷり含ませた。
気化熱も加わり、27°Cとやや涼しい条件となっている。
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芽が出ている1年前の残り芋を種芋として、同様に準備した。
ジャガイモの種類は、グランドペチカである。
1年前の種芋は、萌芽も早い代わりに、枯凋期も早いようである。
春先にも使った。それが今回の秋ジャガの種芋となっている。
家庭菜園を始めたころは、1年前のジャガイモを種芋に使っていたが、購入種芋よりも早く枯れてしまって、収量が少ないので何年かして止めてしまった。

近年、二期作を始めてからは、自家産種芋でも半年前のジャガイモを種芋に使うわけであるから、エネルギーがあるというか立派なジャガイモができるし、収量も多いことが分かってきた。
しかし、休眠期が中ぐらいのグランドペチカの場合には、どうしても秋作で天候に左右されやすいようであった。

そこで考えたのが、1年前のジャガイモを種芋に使って、種芋作りをすれば枯凋期が早まるので、秋作に間に合うのではないかと、その実験を続けている。
今回も春の種芋作りには、1年前のグランドペチカを使っている。そして、霜の降りるぎりぎりまで育てて収穫量を多くするのは、春に作った種芋を使っている。
下の画像は、1年前のグランドペチカである。
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下の画像は、どうなっているかを知るために、掘り出した物である。
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下の画像は、更に水洗いした物である。
僅か1週間で根が伸びている。
涼しい場所で、水分のある燻炭に埋めたジャガイモが、活動を始めた瞬間である。

このように、1年前のジャガイモを種芋に使えば、催芽処理はとても楽である。
画像の芋は小さいので、種芋作りにしかならないが、もう少し大きな芋を使えば、収穫量も多くなるかもしれない。
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それでは、今年の春収穫の種ジャガの萌芽状況はどうか?

今回の秋ジャガの予想表
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ニシユタカは発根し始めた。
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萌芽予想日は8月18日


グランドペチカは、予想に近い感じだ。
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8月28日の画像    萌芽予想日  ※画像のラベルの日にちは、修正前のもの。



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秋ジャガの芽出しがスムーズに進むように、涼しい場所で催芽処理をしている。

涼しい風が通り抜ける杉林の中に、トレーにジャガイモの種を並べて、もみ殻燻炭を被せた。
その上からたっぷりの水を含ませた。

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画像は、朝の8時ごろであるが、風通しの良い場所なので、もみ殻燻炭が含んだ水分が蒸発し、その気化熱で温度が下がっていた。燻炭の内部は24℃であった。
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ジャガイモの芽出しは、けっこう難しい。

ジャガイモには、品種によって休眠期の長さがちがう。それをコントロールしているのは、ジャガイモが出している植物ホルモンであるという。

なので、物理的に刺激を与えたからと言って、強制的に休眠期を打破することは出来ないようである。

上記の方法でも、それは変わらないだろう。

前提条件は、ジャガイモの品種の固有の休眠期をクリアーした期間でのことだろう。
そのうえで、スムーズに萌芽させるための条件を整えるものだと解釈している。

例えば、シンシアのように休眠期の長い品種は、同じように外的な条件を揃えても、萌芽が早まることはないだろう。休眠期が終わって初めて芽がうごきだすため、秋作は難しいだろう。
一昨年秋に男爵の種を採って、春に植えたら萌芽が1ヶ月ほど遅れてしまった。

二期作は、二期作ができる休眠期の短い品種で、やることが一番の得策である。
休眠期が短い品種とは、
インカの目覚め、その交配種の長崎黄金、デジマ、ニシユタカである。
次に、
アンデスレッド、その兄弟のジャガキッズ、そして工夫の必要なグランドペチカ、メークイン、キタアカリというところだろう。


ジャガイモの休眠期と萌芽時期

休眠期の定義
枯凋期から萌芽(5㎜)までの日数
※故凋期とは、茎葉が枯れる頃。

収穫の適期 地上部が枯凋(茎葉枯凋期)した時~10日後

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前に調べた時、面白い論文を見つけた。
小さいジャガイモの種を沢山作るために、植物ホルモンを使って、休眠期を強制的に打破させた実験論文である。

この実験を実際にやって見たが、やり方がまずかったのか、4、5日早くなった気がしたぐらいだった。

以下はジャガイモのジベレリン処理による萌芽の資料

http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/harc/2010/cryo10-28.html

植付前2週間の種いもを30秒間5~20ppmでジベレリン浸漬処理(GA処理)して慣行の明所・室温管理することにより、頂芽優勢を崩して側芽の伸長を促すことができる(図1)。
GA処理により、植付後の萌芽期が早まる傾向があり、株当りの茎数は増加する(表1)。』

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※過去記事 ジベレリン処理でジャガイモの休眠期打破の実験した。
※実験結果 余り上手く行かなかった。


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たまきちゃんの愛読書 井原豊の家庭菜園びっくり教室。
秋ジャガの浴光催芽をしていて、なかなか芽の伸びが遅いので不安があった。
たまきちゃんの記事で、自分のやっていることと違うことが分かった。
たまきちゃんが愛読している井原豊(故人)氏の本の情報を、具現化したやり方であった。
あまり本を読まないのだが、前から気になっていたので電子書籍を購入した。

以下の記事は、電子書籍からの引用である。

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井原氏の説明では、川砂をつめるとあったが、もみ殻燻炭を代用した。
たっぷりと水を掛けた。
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場所は、涼しい所に置いておくとあったので、杉林から秘密基地への通路が、いつも涼しい風が通り抜ける場所なので、そこに置いた。
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もみ殻燻炭は、いろいろと便利な資材である。
炭と同じに小さな穴が無数に空いているので、水を含むと湿度を維持したまま、通気性が確保できる。サトイモや生姜を残渣槽で越冬させるときにも利用した。砂を使うというのは、湿度を維持しながら通気性を確保させるためだと解釈した。芽や根が伸びるためには、酸素を必要とするだろう。
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以下の画像は、トレーにもみ殻を敷いて、秘密基地内の金魚池の上に並べて、明るい場所で浴光催芽をしていた。温度は気温と同じに30℃から35℃ぐらいのかなりの高温下に置いた。

腐らなかっただけでも、不幸中の幸いである。

8月12日に浴光催芽を開始した。
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