のじさんの徒然草

200坪の畑に美味しい野菜を育てています。 都会の近くの山に囲まれた菜園の横に秘密基地を建て、田舎暮らしを楽しむ、そんなライフスタイルの情報を発信しています。

Tag:ストレス栽培

今年は、垂直仕立て栽培をミニハウスと下の画像の露地栽培で試みた。
ミニハウスは、6本仕立てで孫芽まで含めると12本仕立てとなった。
ハウスの高さは2ⅿ以下なので、すぐに天井にぶつかってしまった。
次に露地栽培で、支柱の高さを2m30cmの高さにした。4本仕立て栽培にした。
孫芽が出て8本仕立てになったところで、2m30㎝の高さを軽く超えてしまった。またしても芽の交代はできなかった。
下の画像からもわかるように、3m以上の高さにまで生っている。
というわけで、露地栽培でも最後は放置栽培となってしまった。
トマトの垂直仕立て栽培は、なかなか完結できないものだ。
20200826_081530_copy_2268x3024


いったい何本の脇芽が出ているのか、もう数えることは不可能になった。
しかしながら、垂直仕立て栽培の特徴として、芽が多い分、葉も多い。
そのため、全体としての勢いがある。もちろん病気にも強いのだろう。
無肥料・無農薬で育てていたのにもかかわらず、下の画像のように、勢いが止まらない。
元気いっぱいである。
20200826_081518_copy_2268x3024

トマトの品種は、食べ蒔きの『乙女の涙』である。
乙女の涙は、親と全く同じ形を遺伝しているようだ。
11本ほど育てているが、すべての木に同じ形のミニトマトが生った。
固定種ということになるだろう。
20200826_081510_copy_2268x3024




乙女の涙を食べたときは、非常に甘く糖度を測ったら、感動の12度だった。

以下は、過去記事からのコピー。
乙女の涙
42f48311
井上石灰工業株式会社で、生産販売している品種である
『スウィーティア(乙女の涙)は、弊社のみが生産販売している新品種ミニトマトです。』

dfe22b21

糖度12度
c4c69a72


しかしながら、垂直仕立て栽培では、糖度は6度から7度であった。
12度というのは、特殊な「水ストレス栽培」の結果、高糖度のミニトマトになっているようだ。

垂直仕立て栽培は、根の張り方が凄いので、水ストレス栽培にはならないのだろう。
健全な、普通のミニトマトになってしまう。
ミニハウスで、垂直仕立てで作った大玉、中玉、ミニトマトも、すべてで糖度は平凡だった。
20200826_081502_copy_2268x3024


乙女の涙は、どうやら固定種のようであるが、大きな欠点があるようだ。
どのような欠点かというと、しっかりした種が採りにくい。
小さな未熟な種ばかりで、トマト1個から2,3粒しかまともな種が採れない。
すでに、完熟トマト10個以上から種採りをしているが、まともな種は30粒にも満たない。
普通のミニトマトは、1個のトマトから50粒ぐらいの種が採れる。

食べ蒔きした時に、2個のトマトから普通サイズの種は、2粒だった。あとは3分の1ほどの小さな種が10粒ぐらいしか採れなかった。それで、とりあえずは1本でも苗が採れればと、ポットに全部の種を蒔いた。
2本は、芽が出た。しばらくたってから小さな芽がぞろぞろと出てきた。全部で11本の苗が出来たが、奇跡的である。今回種採りしても、小さすぎて乾燥させる、と皮になってしまうほどである。

下は、発芽した時の画像。 7芽出ている。その後4芽出た。最初の2芽は、普通の大きさの芽である。そのまわりの5芽が、未熟種からの芽。
3



20200826_081427_copy_2268x3024


現在、ミニハウスでは、抑制栽培で糖度を上げるために『水ストレス栽培』を行っている。
そして、現在はこの乙女の涙の苗を挿し木して、根を出している。
今回は、普通の1本仕立てで、袋栽培をしている。
水を徹底管理して、どこまで糖度を上げられるかの実験栽培である。

もう一つの課題は、「乙女の涙」は、なぜ種が育たないのか?
という疑問の答えを探すことである。
20200826_081403_copy_2268x3024

本日も、ぽちっと応援よろしくお願いします。

 

2練馬大長尻大根 9-1



’<div align="center"> <div align="left" >




ミニビニールハウスで、ミニトマトの袋栽培をすることにした。

今年の前期は、垂直仕立て栽培をしたが、梅雨時の長雨でほとんど露地と同じような状態で、水分を取り込んでしまっていた。ミニハウスの幅は2ⅿぐらいなので、トマトの根は簡単にハウスの外まで伸びてしまう。雨除けにはなるが、水分を抑えることが全くできない状態であった。露地栽培と同じように雨が降っているときは、完熟トマトは実割れしてしまうほどであった。

これでは、糖度を上げるためのストレス栽培は、不可能である。
根が外に伸びていかない様に、ビニール袋栽培をすることで、完全に人工的に水分調整ができるだろう。

20200819_090557_copy_2268x3024


まだ、3袋しか準備はできていない。急遽始まった袋栽培であった。
というのは、会社の同僚からプチぷよのコピー苗を、3株頂いたからである。
本当は、来年度から始めようと思っていた。
せっかくなので、今年は試験栽培にして、実践しながらストレス栽培の勉強をしていこうと思ったわけである。
20200819_090544_copy_2268x3024


下の画像の3ポットの苗が、プチぷよである。

何故プチぷよの苗を頂いたのかというと、同僚の母親がプチぷよの種を買って、育てていると聞いたので、食べ蒔きをするから色づいたミニトマトを2,3粒欲しいと頼んでおいた。
以前、私のブログを見た彼の母親が、バラの品種の『プリンセスミチコ』の枝を1本欲しいと言ってきたことがあった。その時に、カミさんに頼んで、花の咲いているのが3鉢あったので、その1鉢をプレゼントした。そのお返しに、プチぷよの苗木を作ってくれたのだと思う。母の名前がミチコさんのようだ。
20200819_090934_copy_2268x3024

私のプチぷよF4は、糖度は10度以上になるのだが、露地栽培すると葉カビ病のような病変が出る。さらに、皮の部分がざらざらになってしまう。ハウス栽培だとその症状は出ないのだが、露地では、接ぎ木苗でも同じようになってしまっていた。プチぷよは、食べ蒔きしても親と似たトマトになるので、コピー苗で無く、種を採るので現在なっているトマトでも良かった。種を更新したいので、抑制栽培して採ることになったわけである。
20200819_090945_copy_2268x3024

下の画像は、アンジェレとピッコラルージュの挿し木苗の根出しをしているものである。
夏は、水挿しだと茎が腐ってしまうので、土いきかえる100倍液を使って水挿しをしている。
どうせやるなら他のミニトマトもと、苗木を作る準備をした。さらに乙女の涙も加える予定である。
20200819_091403

プロ農家のストレス栽培
tomato-sweetear09 (1)
上の画像は、糖度12度が出た『乙女の涙』を育てているプロ農家のハウスである。

本日も、ぽちっと応援よろしくお願いします。

 

2練馬大長尻大根 9-1



’<div align="center"> <div align="left" >

↑このページのトップヘ