大蔵ダイコン』が1本だけ生き残った。
アブラナ科は、自家不和合性があり、自家受粉し難いようだ。近くに有るのは、『練馬大根』である。それと交配してしまうかも知れない。
したがって、大蔵大根じゃなくて、交配種の別物が出来る可能性大である。


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すぐ隣に咲いているのは、白菜だ。
こちらも1株だけだ。白菜の染色体数は10(n=10)なので、大根(n=9)とは交配しない。
ちょっと離れて白菜が咲いている。虫が花粉を運んでくれていれば、受粉するだろう。
昔、白菜の種を採って交配種を蒔いたら、全くの別物が出来てしまったことがある。
だから、遊びで採ったとしても実験用に使うぐらいで、種は買う。

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下の画像は、別の畑の『練馬大根』である。
ネットの中に3本、外に1本ある。
こちらは、しっかり種を採る。


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下の画像は、黄色く咲いているのは『のらぼう菜』で、すでに種が出来ているのが『アスパラ菜』である。
アスパラ菜は1月から花が咲いているので、他の菜の花が無い時期に、同種他株で自然交配して種が出来ている。きっと親と同じアスパラ菜の種が出来るだろう。

のらぼう菜は、自家和合姓があり自家受粉する。
他のアブラナ科(n=10)とは、染色体数が違うので交配しない。

のらぼう菜の染色体数は、19(n=19)で他の菜の花とは交配しない。
(西洋ナタネと同じ複二倍体であることが判明している)と云われている。
明治開国以前に渡来した不思議な洋菜なのだそうだ。

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小松菜、水菜、蕪、白菜は、どれも染色体数10(n=10)で、互いに交配する。

キャベツ、ブロッコリーは、染色体数9(n=9)、からし菜は、染色体数18(n=18)なので
染色体数10(n=10)の作物とは交配しない。

同じアブラナ科でも、染色体の数が違うと、花粉を掛け合わせても交配しない。染色体の数が同じならば、交配する。例えば、タアツァイとカブを掛け合わせると、ちゃんとタネができるが、キャベツとカブでは、染色体の数が違うので、掛け合わせができない。


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