踏み込み式温床の現在の画像
C/N比が低い有機物 家畜ふん・米ぬか・油粕・魚かす・廃菌床
C/N比が高い有機物
竹、バーク、もみ殻、麦わら、剪定枝、木野は、緑肥。
去年の堆肥が残って乾燥している。
よく見ると、藁や落ち葉、木屑の原形が確認できる。
どうやら完熟堆肥にはなっていない感じだ。
3月には資材の投入は終り、温床は休眠し、すっかり乾燥してしまった。堆肥の中の微生物も死んでしまったか休眠したのだろう。
と言うことは、まだ末発酵の有機物が残っているということなので、今年の温床の資材とし再利用してみることにした。
よく見ると、藁や落ち葉、木屑の原形が確認できる。
どうやら完熟堆肥にはなっていない感じだ。
3月には資材の投入は終り、温床は休眠し、すっかり乾燥してしまった。堆肥の中の微生物も死んでしまったか休眠したのだろう。
と言うことは、まだ末発酵の有機物が残っているということなので、今年の温床の資材とし再利用してみることにした。
堆肥を再発酵させるのは、簡単である。
糠を堆肥の約10%位混ぜれば、直ぐに発酵が始まる。
発酵が進まなければ、水分量の多い生ゴミや生草を投入すれば、微生物が活性化するはずだ。
糠を堆肥の約10%位混ぜれば、直ぐに発酵が始まる。
発酵が進まなければ、水分量の多い生ゴミや生草を投入すれば、微生物が活性化するはずだ。
これだけの温床の資材の量を集めるのは大変な作業である。落ち葉だけなら簡単だが、炭素率が高く(30~50)発酵させるのが難しい。直ぐに腐る生ゴミ(10~20)などの炭素率の低い資材が大量に必要となる。
今回は、一度発酵済みの堆肥を微生物の餌に二次発酵させることで、資材集めの手間を少なくしようとの試みである。
今回は、一度発酵済みの堆肥を微生物の餌に二次発酵させることで、資材集めの手間を少なくしようとの試みである。
未熟な堆肥の発酵を促進させるためには、米ぬかが有効である。
そのため、現在無料の米ぬかを集められるだけ集めている。
そのため、現在無料の米ぬかを集められるだけ集めている。
米ぬかと堆肥をまんべんなく混ぜて置くと、1昼夜で発酵温度が上昇する。
未熟な堆肥であってもそのうち発酵が進んで完熟となるが時間がかかりそうである。
私の場合には、完熟堆肥を作ることが目的ではなくて、温床の発酵熱を利用することが目的なので、活発な発酵活動ができるだけ長く続くことが重要である。
第一次発酵での高温は70℃以上にもなるが、必要な温度は温床表面温度が30℃ぐらいに維持できることである。経験的に内部温度が50℃近くあると2週間ぐらいは安定して発酵が続く感じである。
発酵させる資材は、比較的炭素率の高い藁や落ち葉などがなかなか発酵が進まない分、発酵熱を持続して供給する事ができる。逆に炭素率の低い資材だと発酵が早く進み、持続しない。
米ぬかの炭素率
『米ぬかの成分は、ほとんどが易分解性で、熱量(エネルギー)が大きいため、微生物によって急速に分解が進む。米ぬかのC/N比は18~34と高く、増殖した微生物は窒素が不足するので、土壌中の窒素を急速に細胞内に取り込む。』
第一次発酵での高温は70℃以上にもなるが、必要な温度は温床表面温度が30℃ぐらいに維持できることである。経験的に内部温度が50℃近くあると2週間ぐらいは安定して発酵が続く感じである。
発酵させる資材は、比較的炭素率の高い藁や落ち葉などがなかなか発酵が進まない分、発酵熱を持続して供給する事ができる。逆に炭素率の低い資材だと発酵が早く進み、持続しない。
米ぬかの炭素率
『米ぬかの成分は、ほとんどが易分解性で、熱量(エネルギー)が大きいため、微生物によって急速に分解が進む。米ぬかのC/N比は18~34と高く、増殖した微生物は窒素が不足するので、土壌中の窒素を急速に細胞内に取り込む。』
C/N比が低い有機物 家畜ふん・米ぬか・油粕・魚かす・廃菌床
有機物を分解するバクテリアの体は5~6。糸状菌は9~10
いわゆる有機質肥料として使われる鶏糞は7くらい、米ぬかは23くらい。
微生物の体が大体10前後とすると、それより小さいものは、分解しやすく、それ以上のものは分解しにくくなる。
一般的には、C/N比がおよそ20を境として、それより小さい(つまりチッソが多い)ほど、微生物による有機物分解が早く、反対にC/N比が大きいほど分解が遅いと言われている。
C/N比が高い有機物
竹、バーク、もみ殻、麦わら、剪定枝、木野は、緑肥。