2年ぐらい前の秋に、グランドペチカと初めて出会った。
いままで色のついたジャガイモを作ったことがなかった。
何の知識もないまま、突然我が家にやってきたので、戸惑った。
しかも、アンデスレッドのようなきれいな済んだ赤色ではない。
ところどころ色が抜けていてまだら模様であった。
すぐウェブで調べてみたら、デストロイヤーという名前であった。
覆面プロレスラーのデストロイヤーである。その覆面とそっくりであった。

秋ジャガでも作れるということだった。
当時デジマとニシユタカを作っていた。こちらは普通のジャガイモと同じ色で、休眠期が短いので秋ジャガでも簡単に栽培できるというものであった。
その年は、暖冬で12月15日まで青々と茂っていた。
それで秋なのに大きなグランドペチカを収穫することができた。

それまで、おいしいジャガイモだと思ってきたのは、メークインであった。
それで、ジャガバターにして食べようと思った。
12月なので焼き芋用のだるまストーブがあった。
そこで、焼き芋にして食べようと思った。
昼食として、2個ずつグランドペチカのジャガバターで食べた。
あまりの美味しさに、二人で美味しい美味しいとペロッと食べてしまった。
そこから、ジャガイモに目覚めて春作と秋作の両方作れる品種選びが始まった。

グランドペチカを送ってくれたのは、ブロ友のユンボさんだった。


下の画像は、種用に昨年の11月26日に、他よりも早く収穫したものである。そして、2月から浴光催芽をして芽出しをしている。若干芽あたりが見られるようになった。

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グランドペチカは、1昨年度前の秋ジャガから作り始めた。種イモを上記したユンボさんから頂き、秋作なのに大きな芋がゴロゴロできた。焼き芋にしてジャガバターと塩で食べた。あまりの美味しさに一遍でファンになった。しかし、その時は暖冬で収穫が12月15日ぐらいまで育てることができた。
しかしながら収穫が遅くなった分、次の春作で萌芽が遅れてしまった。
そのため、いろいろと休眠期打破について実験をしてきた。

今回の実験は二つである。
一つは、秋に種用のジャガイモを早めに収穫した。
それが11月26日に収穫した本画像である。
浴光催芽を始めて約1か月が経ち、小さな芽当たりが確認できた。


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下の画像は、1年前の3月6日の画像である。2月4日に浴光催芽をして一か月後の画像である。
こちらは、12月15日に収穫したもので、上記画像とは収穫日に20日ぐらいの差がある。
つまり、休眠から覚めるには、まだ日数的に不十分であるという感じだ。

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以下の画像は11月30日に収穫したグランドペチカである。
食べるために、もう少し生育期日を延ばしたかったが、霜が二日続けて降りてしまって葉が枯れてしまったため、やむなく収穫した。そして、小さいものを種イモに残したわけである。
わずか5日ぐらいの収穫日の差なので、さほどの芽当たりの違いは見られない。

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収穫が5日遅れた分の差は、早めに収穫したものと比べて、若干ではあるが感じられる。
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もう一つの実験はジベレリン処理によって、休眠期を早めることである。
以下は、11月30日収穫の芋を2月2日にジベレリン処理したものである。
5日分の遅れを取り戻した感じでジベ処理の効果は、さほど見られない。

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グランドペチカの場合、春と秋の二期作をやるには、休眠期が邪魔をして思う通りにはいかない感じだ。特に秋作の場合には、早く萌芽させないと、十分に育たない前に霜が降りてしまうことがある。そこで、一年前の種イモと併用することが、一番の解決策の感じがする。
ユンボさんの記事を見ても、今年は、1年前の種イモと秋作の種イモの併用で進めているようである。

私の場合には、二期作が簡単なニシユタカとまあまあ簡単なアンデスレッドとジャガキッズを作っている。グランドペチカは、春作で大きなものを狙っていくようにすれば、秋作は、種イモの確保だけ考えればいいので気が楽である。



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2練馬大長尻大根 9-1