ブドウは、昼夜の温度差で色付きが早くなると聞いたので、夕方ハウスの中に水を撒いた。
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ブドウの葉にも、たっぷりと水を掛けた。
夕方だったが、まだハウス内はかなり余熱が残っていた。

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袋を掛けてあるブドウにも、水を掛けた。
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ハウス内全体に水を撒いたので、外からの風も加わって急速に温度が下がるのが確認できた。
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ここから下の画像は、隣の畑のハウスブドウである。
私が中学教師になって初めて赴任した学校の、中学3年生だった教え子のブドウハウスである。
彼は、現在我孫子市の消防長に出世している。そして、米作りが専門の兼業農家だ。

なので、ブドウ作りは素人である。
下の画像のブドウの品種は、巨峰である。
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巨峰なのに、デラウェアのような粒の大きさである。
本人も笑っていた。今年初めて摘粒をしていた。誰かに教えてもらったのだろう。

しかし、巨峰は30粒ぐらいが適粒数だ。下の画像は40粒から50粒はあるだろう。
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ブドウの木の太さである。私と同じ10年目ぐらいの木である。
太さも、ハウスの大きさも、私のところの2倍ぐらいである。
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2本とも巨峰である。
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私のブドウハウスのぶどうの木とは、迫力がまるで違う。

ある時、彼が私に言った。
『うちはバンバン肥料やるから。』と。
彼は、米農家でもある。肥料は余るほど、経費で買っている。

若木のうちは、バンバン肥料をやって木を育てることが大事なようだ。
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しかしながら、ブドウの房は貧弱である。

原因は、ブドウの木の体力と房数や粒数があっていない。
つまり房数が多すぎるし、巨峰なら全房が、下の画像ぐらいの粒数で良かったかもしれない。

しかし、袋がかぶさっていないところを見ると、粒数が少なかったので、撥ねられたのだろう。

他の袋の掛かった房の粒数は、50粒から60粒ぐらいあった。

ブドウ栽培で、大事なことは、どんなにブドウの木が太くて大きくとも、適した房数と適した粒数がマッチしていることだと思う。

プロのぶどう農家のぶどうの木は、何十年も昔から収穫している物だ。去年も一昨年も10年前も同じ様に、生っていただろう。

だから、去年と同じ様に剪定をしたり、同じように摘房、摘粒すれば、同じように大きな粒のぶどうが収穫出来る。栽培歴が違うし、データの量が違うだろう。

私のところのように、10年目ぐらいのぶどうの木は、発展途上である。
毎年、木は生長するし、ぶどうの房数も増えて行く。
房数や粒数を少なめにすれば、何の問題も無い。しかし、それが出来ない人間の欲の深さが、邪魔をしている。

その様な、発展途上のぶどう栽培は、一筋縄では行かないものだ。
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2練馬大長尻大根 9-1



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