温床を本格的に利用する時期が来たので、その準備を開始した。
温床を4ブロックに分けて、別々に切り返しを行うためである。
温床は1週間から10日ぐらいで、最高温度(70℃)から低温(30℃)に下がってしまう。
温床の表面温度が20℃から30℃ぐらいになるのが、発芽や育苗には丁度良い温度となる。
内部温度が30℃に下がってしまったときの表面温度は、外の常温に近くなってしまう。
それを防ぐために隣のブロックに移動するために、4ブロックに分けたほうが使い勝手が良い。
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今回は、最初の1ブロックの一画の切り返し作業を行った。
まず、4分の3ぐらいの資材を外に掻き出した。
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掻き出した資材を一輪車に乗せて置いて、戻すときの作業が一発で出来るようにした。
温床の資材は、馬糞堆肥ともみ殻と糠である。
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残した資材に、糠を約1割ほど投入してかき混ぜ、水を掛けて湿らせた。
糠は、発酵しやすい資材なので、切り返し作業をやるときは発酵誘引剤として使っている。
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残して置いた資材を糠と混ぜる作業の後は、一輪車に積んでおいた資材を戻す。
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先ほどと同様に糠を1割ほど投入する。
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投入した糠をしっかりかき混ぜ、水を掛けて湿り気を持たせる。
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外に出した資材を順番に温床に戻して、糠を投入→良くかき混ぜ→水を掛けるを行った後、軽く圧を掛ける程度に押し付けて、切り返しの終了となる。
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水をしっかり掛けて湿らせたので、内部温度は16,7℃と下がった。
果たしての次の日の朝には、何度ぐらいになっているか。
それによって、糠の量や水の量を検証する。
温床は、何度かやってコツを覚える必要がある。相手は微生物なので、どのくらいの温度や湿度が好みなのかを経験的に理解する必要がある。

前回は、馬糞堆肥の余熱が40℃と高かったので、一晩で60℃まで上昇した。
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※追加記事 11月17日  8時  40°C
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※18日 8時には、60°Cに上昇するだろう。




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2練馬大長尻大根 9-1