👇は、温床のⅮブロックの画像である。切り返しの時に、尿素と糠を加えて1昼夜経った夕方に、内部温度を測ったら72℃に上がっていた。
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PHを測ったら3.5の値だった。かなり酸性に傾いていた。
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籾殻を中心にした温床だったので、知恵袋に堆肥を作るときに尿素肥料を使って、C/N比を下げると良い言うのがあった。

Q『ina********さん、もみ殻堆肥を作っている時にふと思ったのですが、足りない分の窒素を尿素硫安などの化成肥料で補うことで発酵は進むのでしょうか?』
A『?
txr********さん 
進みます。実際腐葉土などでも尿素などをかけることは行われています。
もちろん程度問題で、あまりやり過ぎるとアンモニア発酵が起こり、すごい匂いが出ます。』



確かに、尿素を投入すると、簡単に籾殻が発酵して、内部温度も簡単に70℃を越えた。
所が一日経った夕方に温床を見てみると、元気だったトマトの幼苗が半分ぐらい倒れていた。
前にも幼苗が枯れてしまった時と同じような、枯れ方だった。
それで、尿素を投入して発酵させたことが原因ではないかと思った。

Ⅾブロックから出たアンモニア臭が、温床全体に充満していた。
尿素が発酵微生物に分解され、アンモニアガスが発生したためだろう。
アンモニアは、幼苗にとっては猛毒である。
鶏糞を撒いてすぐに、苗を植えたりすると、根が傷んで倒れてしまう。それに似ていた。

尿素の化学式➡CHN₂O
アンモニアの化学式➡NH3
硝酸の化学式➡HNO3   HNO3→←H++NO3- 硝酸は強酸

堆肥に、PH測定器を入れてびっくり、4の値を切った酸性の状態だった。
こちらの理由はわからなかった。分解過程で硝酸イオンが出たのだろうか。


Ⅾブロックを再度切り返しを行い、アンモニアガスを外に拡散させた。同時に、強アルカリ性の木灰を投入して、PHを6ぐらまでに上げた。そして、今回はⅮブロックを、他のブロックとビニール壁で遮断した。
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前回、高温障害で倒れたと思っていた現象。
尿素を投入して発酵させたブロック内で、育苗していた幼苗であった。
この時も、アンモニア臭があった。去年までは、気になるようなアンモニア臭は無かった。
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同時に倒れたナス科の幼苗。
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2練馬大長尻大根 9-1