昨年の12月から芋類を野菜残渣槽で、越冬できないかどうか実験をしてきた。
今までに、サツマイモを除いて、蒟蒻、里芋、生姜の越冬には成功している。
今回は、サツマイモの越冬に挑戦した。

根菜類の越冬適温は、以下のようである。
ジャガイモ3.5℃~(参考元
3.5度~4.5度の環境が良い
蒟蒻5.0℃~(参考元適温は、5℃~
里芋7.0℃~(参考元適温は、7℃~12℃
生姜11℃~(参考元適温は、11℃~
サツマイモ11℃~(参考元)適温13℃~15℃ 10℃以下で低温障害


👇は、野菜残渣槽である。
ここでは、サトイモ、コンニャク芋、生姜、サツマイモをネットに入れて、1mの深さの所に埋めてある。
2月の極寒期でも、内部温度は12℃ぐらいを保っていた。
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天気も良かったし、これからしばらくは気温も上がるという予報なので、掘り起こすことにした。
残渣槽の下半分は、馬糞堆肥、籾殻、腐葉土、土を混ぜ、上半分には野菜残渣を乗せて置いた。残渣が多すぎると発酵して熱を出してしまうので、適度な量を加減しながら投入した。

👇は、上部の残渣を掘り出した画像である。
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👇は、越冬させる芋類を、玉ねぎネットに燻炭と一緒に入れて埋めた。
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👇は、順に掘り出した越冬芋である。
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一番底までの深さは、110cmぐらいであった。土と残渣の層の厚みは、70㎝~90㎝であった。
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👇は、残渣槽から掻き出した籾殻、馬糞堆肥、土の混ざったものである。
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👇は、掘り出したサトイモ、生姜、こんにゃく、サツマイモである。
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👇は、生姜である。全体的に傷みは少なく無事に越冬できていた。
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👇は、今回初めて挑戦したサツマイモである。品種は、紅はるかである。
6本中1本は腐ってしまったが、5本は健全に越冬できた。芽が出ていたものが1本あった。
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👇は、無事越冬できたサトイモとこんにゃくである。
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👇は、里芋とこんにゃくには土を掛けて、ハウス内で芽が出るまで保管する。
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👇は、大生姜である。昨年度2月中旬に掘り出して、里芋などのように土を掛けてハウスで芽出しをしたら、寒くて半分以上が腐ってしまった。
今年は、3月の下旬まで野菜残渣槽に埋め戻すことにした。
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👇は、大生姜だけ3月末まで、野菜残渣槽に埋めて置くことにした。
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2練馬大長尻大根 9-1