シルクスウィートは、かなりの豊作だった。
しかしながら、本命の紅はるかが思わしくない。

その原因を調べるために、植え付け場所と植え付け日にちの違う2か所の芋の生育状況を調べて見た。
2か所の条件の違い
5月24日定植 植付後131日目 3畝栽培 棚の高さ150㎝ 日当たり普通 植え付け失敗
6月20日定植 植付後104日目 1畝栽培 
棚の高さ130㎝ 日当たり良好 植え付け良好

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5月24日に定植した紅はるかと、6月20日に定植した紅はるかを探り掘りして比較した。

すると、5月24日の方は、1,2本しか芋が出来ていない。
蔓葉の生長不足の株は、芋が小さかった。

日にちが早すぎて芋が出来ていないと思っていたが、そうではなかったようだ。
10株ぐらい探り掘りをしてみたら、収穫サイズになっている株もあったが、極端に数が少ないことが分かった。その原因はなにか?

👇は、5月24日の分の画像である。
葉が、熱射で焼けないように、黒マルチの上に土を掛けたまでは良かったが、そのあと2日ぐらい放置してしまった。運悪く2日間ぐらい猛暑が続いたので、葉が萎れて枯れかかってしまった。かろうじて何枚かが生き残った。
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👇は、5月24日に植え付け後、131日目の現在の紅はるかの畝の画像である。
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👇は、隣同士の2株の探り掘りした画像である。
収穫サイズの芋が、2本ずつ生っている。本数は少ないが、かなり大きく育っている。
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👇は、植え付け後131日の紅はるかを、3株掘り起こした画像である。
3本、2本、1本の収穫である。
芋は生ったが、これでは不作である。
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👇は、上記よりも1か月近く遅れた、6月20日に植え付けた時の画像である。
こちらは、サツマイモの葉を枯らさないために、藁を被せて活着させた。
活着するまで、毎日水を掛けて湿度を維持した。
そのため一枚も葉が枯れなかった。

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👇は、現在の生育状況である。まだ、完全には蔓も伸び切っていない。
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👇は、良さそうな株を探り掘りして、芋の生り具合を撮った画像である。
植え付け後、104日しか経っていないが、すでに収穫可能なサイズに育っている。
しかも、シルクスウィートと同じように、たくさんの芋が生っている。
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👇も、同じ畝の別な株である。こちらも収穫サイズに近づいている。
そして、5,6本の芋が生っている。
上記、紅はるかの3株分である。シルクスウィートと同じ豊作の予感である。
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今回、5月24日6月20日に植え付けた紅はるかを、比較して2つのことが分かった。
1つ目は、紅はるかも良い日照条件が揃えば、植え付け後100日ぐらいでも収穫サイズに育つという事。
2つ目は、植え付け後に葉を枯らさなければ、5,6個以上の芋が収穫できるという事である。

5月24日に植え付けた紅はるかの不作の原因は、植え付けた後に葉を枯らしてしまったことである。
また、芋の育ちが悪かったのは、シルクスウィートよりも蔓の数が多く、蔓ボケ状態になり、結果として日照不足となったようだ。

来年度の課題としては、植え付け後の葉を枯らさないことと、紅はるかの株間を60㎝以上取る必要がある。(今年は50㎝であった。)葉に当たる日照を増やすためである。
垂直植えの高さは、今年と同じ150㎝で十分である。株間は110㎝取ってある。
植え付け時の葉は、5,6枚外に出して水平植えに近い植え方をしている。

もちろん、これら条件は「私の畑での垂直栽培においてのこと」である。

私の所の畑は、前年や前作の残りの肥料分が多いためか、窒素分が残っていて、どうしてもサツマイモは蔓ボケ状態になってしまう。
そのため、昔からサツマイモは不向きの畑だと言われてきた。

今年の元肥の施肥量は、2‐8‐12硫安、過リン酸石灰、硫カリの単肥を混合して施肥した。
来年度は、PK肥料にして10‐10ぐらいの施肥量で過リン酸石灰と硫カリの施肥にしようと思っている。


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