毎年、里芋の越冬はこの野菜残差を捨てる槽に穴を掘って、埋めている。野菜残差は槽内の微生物によって、ゆっくりと分解されている。その時に発する熱で一年を通して10℃前後を維持している。里芋は比較的寒さに強く、10℃前後であれば腐ることもなく、越冬できる。今年の実験は、里芋よりも越冬が難しい生姜を腐らせることなく春を迎えさせることであった。
野菜残差の槽を底まで掘り出して、もみ殻を10㎝ぐらいの厚さに敷いた。その上に燻炭をさらに10㎝ぐらい敷いて、生姜と里芋をネットに入れて、燻炭ともみ殻で包んだ。
野菜残差を取り除くと、もみ殻の層がでてくる。
さらに掘り進むと、燻炭の層の中にネットにくるんだ里芋が出てくる。
温度を測ってみたら9℃であった。
掘り出した里芋と生姜のネット袋
掘り出した里芋と生姜をきれいに洗って、腐っていないか確かめた。里芋で何個か腐っていたものがあったがたくさん埋めたので、問題なかった。
生姜は、綺麗な状態で越冬できていた。10℃前後でも全く問題ないことが分かった。
近江生姜
里芋は、小さいのが何個か腐れが出た。親芋と子芋
土垂 里芋
セレベスの親芋と子芋の両方とも、元気で越冬した。親芋と子芋
セレベス 里芋
床のDブロックに保管した。燻炭で湿度を保つようにした。
本日も、ぽちっと応援よろしくお願いします。